派遣介護士の時給が高い理由|派遣介護士の時給アップの方法はコレ

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介護士として働きたいんだけど、派遣の方が時給が高いって聞くけど本当?

現在、正社員として介護士やってるけど、なんか派遣の人の方が給料高いようなんだけど…

それなら派遣になろうかな?

派遣というと昔はあまり良いイメージがなかったのですが、今はそんなことはありません。

派遣の大きなデメリットとして雇用期間の問題がありますが、介護士として働く分にはあまり気にしなくていいのが実情です。(派遣先が豊富にあるので)

給料に関しても実際に派遣の方が高い傾向にあります。

介護士に転職するなら正社員?派遣?|無資格・未経験ならどっち?
一般的な職種ですと派遣よりは正社員を希望するのが普通ですが、介護士の場合はちょっと例外かもしれません。正社員としてのメリットはもちろんありますが、他の職種よりも派遣としてのメリットが介護士の場合大きいです。
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派遣介護士の時給が高い理由

派遣介護士の時給が高いのは事実ですが、もちろん理由があります。

人員基準を達成するため

介護業界は人手不足で、介護士が充足しているという施設は少ないのが現状です。

では少ない介護士で施設を運営できるのかというとそうではありません。

福祉施設には事業形態によって「人員基準」というルールがあります。

このルールを守らないと最悪事業停止となってしまいます。

事業停止や減算などのペネルティをもらうよりは高い時給を払ってでも派遣を雇うしかないのが理由の一つです。

どうしてもシフトに空きがでるため

有料老人ホームなど、施設形態によっては早番~夜勤まで24時間365日誰かが働いている必要があります。

そうするとどうしても夜勤者がいないなどの「シフトの穴」がでてしまいます。

その穴を埋めるために、派遣介護士が早番専従や夜勤専従として必要になってくるのです。

誰も入りたがらない時間帯は必然的に時給が高くなるのも理由の一つです。

特に夜勤は普通の職員でも夜勤手当が付く施設がほとんどです。

単純にお金を稼ぎたい方は「派遣の夜勤専従」として働くのが一番簡単でおすすめです。

派遣介護士の平均時給

2021年12月度派遣スタッフ募集時平均時給調査を見ると、3大都市圏では「医療介護・教育系」の平均時給は1,510円となっています。

その中の介護関連だけだと時給1,593円と更に高くなります。

参考までに医療事務だと1,343円、販売だと1,388円となっているので派遣介護士の時給は高めだということが分かります。

このデータはあくまで3大都市圏のものですので、それ以外の地域において多少の誤差がでるとは思いますが、それは他の職種でも同じことです。

派遣介護士は派遣全体としてみても時給は高い傾向にあります。

参考:2021年12月度派遣スタッフ募集時平均時給調査

派遣介護士が更に時給アップをする方法

派遣介護士は通常でも時給が高いとは思いますが、どうせなら更に時給アップを望みたいですよね。

資格を取得する

介護士は無資格でもなれる職種です。

でもやはり資格があるのとないのでは時給に差がでるのは当たり前ですよね。

資格による時給アップは派遣会社によって違いますが、介護職員初任者研修を持っているだけでも50円くらい時給で変わることもあります。

派遣を必要とする施設側でも資格所持者を希望するところも多いので派遣先を増やす意味でも資格取得はおすすめです。

派遣会社によっては資格取得にかかる費用を負担してくれるところもあるようです。

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経験を積む

介護士は未経験でもなれる職種です。

でも施設側で派遣に求めるのはどうしても即戦力となる人材なんです。

もちろん必ず経験がないと働けないということはありません。

でも時給アップを望むなら経験を積むことは大事なことです。

介護士としての経験が長いほど、また様々な施設形態を経験していることも大きな武器になります。

夜勤をする

単純に夜勤帯の時間(22:00~5:00)は割増賃金が法律で定められています。

そのため夜勤は時給が確実に高くなります。

資格を取得したり、経験を積んだりすることはすぐには無理ですが、夜勤の回数を増やすことは案外簡単にできることです。

もちろん派遣先の意向もありますが。

また、完全に夜勤だけの働き方(夜勤専従)を選ぶこともおすすめです。

生活が昼夜逆転してしまうのでそれなりのデメリットもありますが、お金を稼ぐのなら正直一番効率が良い働き方だと思います。

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複数の派遣会社に登録する

時給の設定は派遣会社によって多少の差があります。

もちろん何百円も違うようなことはないと思いますが、派遣会社によっては資格、経験、年齢など様々な要素で時給が変わります。

時給以外にも交通費やその他の福利厚生、待遇面などもありますので複数の派遣会社に登録してみて比較することも大事です。

派遣会社の担当に賃上げ交渉をする

派遣社員の強みとして、賃上げ交渉のしやすさがあります。

通常の社員はなかなか自分から賃上げ交渉は難しいですよね。

でも派遣の場合、担当に賃上げ交渉をしても実際の派遣先に時給アップの交渉をするのは派遣会社がやってくれます。

もちろん確実に賃上げが成功するかは分かりませんが、交渉する余地はあるでしょう。

交渉するタイミングとしては契約更新の時期が最適です。

派遣介護士が向いている人

派遣として働くことに向いている人は下記にあてはまることが多いです。

介護職の経験が無い人

一度正社員として介護士になってしまうと、介護の仕事が自分に合わなかったときが大変です。

すぐに辞めてしまえば次の職を探す際に不利ですし、退職の手続きも面倒ですよね。

仕事を決めるときに「お試し」ができたらいいですよね。

派遣ならその「お試し」に近いことができます。

派遣介護士なら最悪介護職が自分に合わなかった場合は最初の契約期間だけ頑張れば契約更新をしなければ済みます。

とにかくお金を稼ぎたい人

派遣介護士は前述したとおり時給が高いです。

しっかりとしたボーナスが支給される会社なら社員の方が給料が高い可能性もありますが、今のご時世安定してボーナスが支給されるかは分かりません。

それなら派遣介護士として夜勤をメインに働いた方が確実にお金を稼ぐことができます。

介護士として長く務める気がなく、短期間で効率よくお金を稼ぐことに特化するなら派遣がおすすめです。

人間関係で揉めたくない人

職場の人間関係が原因で退職を考える人は非常に多いです。

介護業界も退職理由の大部分が「人間関係」が原因だったりします。

その点派遣介護士はあまり人間関係に気を使う必要もありません。

というか、自分に合わない人がいて働きにくい場合は派遣先を変えればいいだけです。

自分にあった職場を気軽に探せるのは派遣の大きなメリットです。

派遣介護士が向いていない人

下記にあてはまる人は派遣介護士としてはおすすめしません。

同じ施設で働き続けたい人

派遣はあくまで派遣であり、同じ施設では最長でも3年間しか働くことができません。

どんなに自分にとって働きやすい環境でも期間がきた時点で働けなくなります。

どうしてもそこの施設で働きたい場合は派遣会社の担当に相談して「紹介予定派遣」に切り替えてもらうか、派遣をやめて一般求人として申し込みをするしかありません。

自分のやりたい介護がしたい人

正社員として働いていれば、ある程度自分の思いを伝えることで自分のやりたい介護ができる可能性があります。

ですが派遣介護士はあくまで派遣会社の社員ですので、実際にそこで働いていても他の会社の方針に口を出すことは難しいでしょう。

管理者として働きたい人

将来的に一介護士としてではなく、施設長など「管理者」として役職がある地位で働きたい人は派遣介護士はおすすめできません。

管理者になるには資格もそうですが、その会社で認められることが最も大事です。

もちろん派遣から社員に切り替えてもらった場合は派遣として働いていた期間も無駄にはなりませんが、普通に考えるなら管理者は自社の社員の中から選ぶでしょう。

同じ施設、会社で長く勤務した方が管理者になれる可能性は高いです。

管理者を目指すのなら最初から正社員として介護士になったほうがいいでしょう。

あとがき

派遣介護士の時給について説明しましたが、一番大事なことはあなた自身にあった働き方かどうかです。

これからも長く介護業界で働いていきたいと思っている人なら良い環境の施設を見つけたらそこで正社員として経験を積んだ方がメリットがあります。

これから介護士として働く人も、現在介護士として働いている人も今の自分の働き方や給料に不満があるなら一度誰かに相談することをおすすめします。

相談相手は家族や友達も悪くはありませんが、一番は介護職専門の転職支援サイトがいいと思います。

無料で簡単に登録できますし、相談だけでもしてみる価値はありますよ。

もしかしたら今と変わらない働き方でもっと良い給料をもらえる可能性だってあります。

相談の結果、転職しなくても別に費用もかかりませんので試しに聞いてみるのはどうでしょうか。

【介護職未経験】転職するなら介護専門求人サイトを活用した方がいい理由
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