
デイサービスなら日勤だけみたいだし、楽そうかな。
はじめて介護の仕事を始めるにあたって資格を持っていない、もしくは資格(初任者研修)はとったものの現場の経験はない方はおそらくデイサービスなどの日勤での仕事を希望している人が多いと思います。
なぜなら夜勤が不安だから。
実際、私もそうでしたので気持ちは分かります。
でも介護初心者がデイサービス勤務というのは案外大変なところも多いんです。
もちろん、家庭の事情などで日勤でしか働けないという方は選びようがないでしょうが、もし今後介護の仕事を続けていくうえで収入を増やしたい、介護技術を伸ばしたいという方はデイサービス以外を選んだ方がいいかもしれませんよ。
今回は主にデイサービスで働くメリット・デメリットを現場目線で説明します。
デイサービスのメリット
企業説明会などで転職希望者とお話をすると、介護の仕事が初めての人はかなりの確率でデイサービスを希望されます。
勤務時間が固定
多くのデイサービスは勤務時間がだいたい8:00から17:00くらいになります。※施設によって若干前後します。
早番や遅番、そして夜勤がないので生活のリズムがとりやすいのは最大のメリットですね。
日曜日が休み
これはあくまでそういう事業所が多いというだけではありますが、日曜日(たまに土曜日も)が休みというところがメリットです。
特に子供さんが小さいご家庭などは週末に決まって休みがとれるデイサービスのメリットは大きいですよね。
家族との時間はかけがいのないものですからね。
利用者さんの介護度が低い
デイサービスは基本ご自宅から通いで来られる(迎えに行く)利用者さんですので、ある程度ご自分で出来る方も多いです。※もちろん人によりけりですが
そのため、老人ホームなどの施設と比較すると身体介護は少なくてすみます。
体力がない方や、おむつ交換などの身体介護に自信がない方にはメリットです。
デイサービスのデメリット
メリットが目立つデイサービスですが、デメリットも案外あるんです。
給与が安い
デイサービスに限らず介護の仕事は給与が安い傾向にあります。
その中でもデイサービスは給与が安いと思います。
その理由は他の介護事業と違って手当が少ないことがあげられます。
一つは介護の仕事で稼ぐうえで一番重要な「夜勤手当」がないことです。
夜勤手当は大体1回につき5,000円から高いところだと10,000円以上つくところもあります。
※一週間に1回夜勤するだけで数万円稼げるのは大きいです!

送迎で車を運転する
車の運転が苦手な方はデイサービスには向いていません。
普段あまり運転しない人は送迎がほぼ必須のデイサービスは難しいでしょう。
また運転はできるものの、自分の車が軽自動車など小さい車だと大きい車(ハイエースなど)での送迎は気を使います。
送迎エリアにもよりますが、大きい車でかなり細い路地を進むこともよくあります。

利用者さんを覚えるのが大変
入所系と違い、デイサービスは利用者さんが曜日によって変わる為、かなりの人数の情報を覚える必要があります。
もちろん最初から全て覚える必要はないですが、現場からは無言の圧力がかかることも…
利用者さんとのコミュニケーションをとるうえでも最低限名前はできるだけ早く覚えなくてはならないですからね。
また、上記であげた送迎の部分でもありますが、利用者さんの家を覚えるのは本当に大変です。※実体験です…
時間内にやることが多い
デイサービスは朝の送迎からはじまり、朝のつどい~入浴~午前レクリエーション~昼食~午後レクリエーション~帰りのつどい~送迎と限られた時間内でやることが山積みです。
慣れれば苦に感じないかもしれませんが、最初の内は目が回るような忙しさかもしれません。
あとがき
介護の資格が何もない方や、資格を取ったばかりで現場経験がない方は夜勤がないデイサービスを選びたくなるのは当然です。
でも上記にあげたメリット・デメリットを参考に本当にデイサービスで働くのが自分に合っているのかはもう一度考えた方がよいですよ。
もし稼ぎたいのが優先ならデイサービスは選ばない方がいいです。
その時は老人ホームやグループホームなどで働いた方がよいでしょう。
その場合は何も資格がないと夜勤させてくれない施設もあるので初任者研修の資格を先に取ることをおすすめします。
施設によっては会社で資格を取らせてくれるところもあるので、探してみるのもいいですね。
介護の仕事をしてみたいと思っても、何を基準に選んでいいのか分からない人多いと思います。
私もそうでした。
無資格・未経験で介護職への就職、転職を考えているならかいご畑への登録がおすすめです。
登録は無料でかんたんにできますし、まだ勤めていて転職するかどうかを迷っている段階の方でも相談だけでも大丈夫です。
転職は人生の大きなイベントですので一人で悩まず専門家に相談するのが一番です。
また、介護資格を無料で取得できる「キャリアアップ応援制度」もあるので特にこれから介護職に就こうとしている人は利用した方がお得ですよ。